目的は議論の場

社会保険懇話会発足の趣旨                          2019.4.25

 私たちは、昨年春から、社会保障の将来に深刻な危機感を共有し、一年間論議を重ねてきました。 

世間は平成から令和へと移り何か新しい世の中が開けるような気分も期待されていますが、こと社会保障に関する限り確かな展望は切り開かれないまま財政負担が積み上がるだけで「なすすべなし」の状態と言っては言い過ぎでしょうか。 

消費税も10月から引き上げられ、大変重要なことが実行されようとしています。しかし、消費税法の趣旨に沿って「年金、医療及び介護の給付費と少子化対処施策」にその全額を充てても、この先も増え続ける社会保障経費を賄いきれず、付けを将来世代に廻すことになってしまうようです。

 

そこで、この一年間の論議の結果、

社会保障の中核である社会保険の原点に返りその理念を確かめ、「全員拠

 出全員受給」の視点を持ち「収支均等」の原則を旨とする。

②社会保険の本来の仕組みである「自治」の観点に立った制度の手直し案を

 策定する。

を願って「社会保険懇話会」を発足させ、活動していくこととしました。

 そのための場として、ホームページを開きました。広く自由な論議の場に

したいものです

 

議論を活性化し、深めるための材料として、本ホームページに

 

 Ⅰ 社会保険思案箱

    現在の社会保険制度の仕組みを図表等で分かりやすく説明し、

    抱えている課題、問題点を浮き上がらせ、

    改革への方向性を示唆します。

 Ⅱ 社会保険提案箱

    社会保険の改革案を提案します。

    社会保険の課題、問題を解説する論文、文章は多々ありますが、

    具体的な改革案は乏しいのが現状です。提案箱は、解説を抜き   

    にして、その具体的な改革案を提案します。

    社会保険の理念に沿った案、多様な問題に対し独特の視点からの

    改革等々を紹介し、皆さんと議論を重ね、改革案を組み立てる

    ための場所です。

 Ⅲ 意見募集と問い合わせ

    皆さんからの思案箱、提案箱への意見を寄せていただくための

    メール送信のページです。ご意見をお待ちしています。  

 

を設けています。

 

それに加え、

 Ⅴ 統計資料

    議論の根拠となる社会保険関係の統計資料です。

を掲載しています。


  社会保険の理念 

 ・全員拠出、全員利用

  ・共同意思の形成と維持(節約と協力)

 ・連帯と自立の合意

  ・権利行使(自覚と誇り)と義務履行(保険料納付、事務手続き)

  ONE  FOR  ALL   ALL  FOR  ONE  


〇 社会保険の基本的な仕組み  

  ・医療などの公共サービスを手にするために組み立てられた

    保険手法の仕組み

  ・保険料拠出を主要財源とし共同意思の維持のために原子集団 

  (企業、市町村など)ごとに保険者として編成された

  ・わが国では、国庫負担の導入、拠出金の設定などによる保険者間の

      均衡維持のための政策がとられてきた

  ・医療保険、公的年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の5