〇国民皆保険円環図(加入者数)

 国民皆保険制度の下、現役世代のサラリーマン世帯は協会けんぽ、健保組合に加入し、自営業、年金受給者世帯は国民健康保険制度に加入する。本図では、これらの制度に加入している65歳から74歳の前期高齢者は制度間の財政調整の対象になっているため、これらの制度から差し引き、別枠として取り出し、前期高齢者として掲示している。75歳以上は後期高齢者医療制度に加入している。いわば、国民皆保険を財政負担構造別に分けた各制度の加入者数である。

 各制度の円環の面積が加入者数を表している。

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国民皆保険の制度別(財政負担構造別)加入者数の円環グラフ
国民皆保険の一体感をイメージし、制度別(財政負担構造別)加入者数を同心円状に配置したグラフ

 

 加入者数の円環図を見ると、円環の帯の幅が各制度とも同じ程度であり、きれいな同心円となっている。中心より遠くなるほど帯が長くなるので、中心から遠いほど加入員数が多く、65歳未満の組合・共済が最も多く、3,700万人であり、続いて協会等が3,500万人、国保は2,100万人となっている。

 通常の統計では国保の加入者数は、前期高齢者を含めているが、この円環図では前期高齢者を除いて、65歳未満の加入者としている。前期高齢者1,600万人のうち、約8割の1,300万人が国保に加入している。

 前期高齢者と後期高齢者はおなじ1,600万人である。この時点では団塊の世代は前期高齢者であるが、2022年には前期から後期に移動を開始し、後期高齢者の加入者数が増大することを暗示している。