Ⅰ 社会保険思案箱

  社会保険懇話会は、真の国民皆保険の構築を目指し、目的を共有した有志が集い、まず医療保険制度について議論を重ね、改革の試案を作成・提言し、国民的な議論に供することとしている。 

 提言が、国民的な議論に叶うためには、社会保険の理念を固めることから始め、経済社会が変遷する中で社会保険が変容している現状を分析し、それをもとに改革の視点を定め、実現するためのアイデアを出し合い、具体策を練り上げたものでなければならない。

 この道筋を丁寧にたどるため、毎月、会議を開催し、その成果を積み重ねつつある。このページでは、提言に向けての議論経過を提供し、社会保険懇話会の活動への理解を広げるとともに、皆さんからご意見をいただければ有難い。是非、ご意見、感想等をご意見募集のページからお寄せください。

 

 事務局が思案箱として下記の〇皆保険円環図、〇社会保険理念の具体化、〇改革の方向性を準備しました。これを議論の出発点として、皆様からご意見、感想が寄せられることを期待しています。

 

皆保険円環図

 世界に冠たる国民皆保険がどのようにして成り立っているかを、一目で解るように表した円環図である。

 国民が一つの円の中に在り、各制度に所属(円環図・加入者数)しつつ、年齢別の給付を受け、その負担がどのように調整されているか(円環図・給付と負担)を表している。

 複雑に入り組んだ皆保険制度を一枚の絵に表しており、給付と負担の在り方等の本質的な議論が誘発されることが期待される。 

社会保険の理念の具体化

 国民皆保険の名のもと、公費負担が増大させ、後代負担を増やし続けている状況を反転させるには、社会保険の基本原則である収支均衡を目指して、改革を積み重ねなければならない。

 立ち返るべき社会保険とは何なのか、その理念に遡り、そこから、改革の方向性を導くこととした。

 理念の理解を深めるためその具体的な適応状況を例示している。

医療保険改革の視点

皆保険円環図の示す課題と社会保険の理念と相違する現状から、改革の視点を考察し、まとめたものである。

 この視点から、問題点を洗い出し、具体的な改革案を提案する。

 医療保険制度の中心的課題である高齢者医療制度の在り方をはじめ、医療保険制度の問題は多岐にわたっており、これらについても、体系的に分類し、社会保険提案箱の中で改革案を提示していく。